東京都が太陽光発電設備高度循環利用推進協議会(第4回)を2023年8月30日に実施しました。
議論の内容
以下がアジェンダです。
<アジェンダ>
1. 開会挨拶
2. リサイクル補助事業
3. 太陽光パネル廃棄実態
• 首都圏リサイクル施設の受入れ実態
• 都内中間処理業者の受入れ実態
4. 太陽光発電設備廃棄量推計
5. 情報提供
• マニュアル、補助制度の周知活動報告(東京都)
• 一般社団法人太陽光パネルリユース・リサイクル協会について(株式会社浜田)
• 川崎市の動きについて(川崎市)
• 国の動き(再生可能エネルギー発電設備の廃棄・リサイクルのあり方に関する検討会)
6. その他
太陽光パネルリサイクル補助事業
そこで、2023年6月から開始している「太陽光パネルリサイクル補助事業」について紹介がされました。
事業の詳細についてはこちら
<住宅用太陽光パネルの廃棄時の流れ>
太陽光パネル廃棄実態
<R4年度調査 首都圏リサイクル施設の受入れ実態>
2022年8月頃に首都圏(茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県)に所在する太陽光電池モジュールの適正処理(リサイクル)が可能な産業廃棄物中間処理業者(6社)に対して行った「太陽光パネル廃棄実態」に関する調査結果について報告されています。
●現状、どの施設も事業用パネルを含め稼働率は非常に低い
●住宅用パネルは、数は少ないものの、施設によっては3〜8t/年処理※ 都内からの発生かは不明(住宅用8〜20件/年相当)
<R4年度調査 都内中間処理業者の受入れ実態>
同時期に、東京都内の産業廃棄物中間処理業者 約100社に対して行った「太陽光パネル廃棄実態」に関する調査結果について報告されています。
●約1割の都内中間処理業者が太陽光パネルの受入れた実績有り
出典:環境省
●処理としては、破砕・分別等の処理を行った後、アルミ等の金属類は売却
●2021年度の住宅用の受注件数と処理量は、非常に少ない
●将来的にはリサイクルのためのプラント新設も検討していくとの意見有り
<参考URL>
https://www.kankyo.metro.tokyo.lg.jp/resource/recycle/solarpower.html#cms04kyogikai