ネクストエナジー・アンド・リソース株式会社は、2021年11月4日、環境省から広域認定制度の認定を受けたと発表しました。
広域認定制度とは、地方公共団体ごとの廃棄物処理業に関する許可を不要とする特例制度です。この制度を通じて、廃棄となった製品の広域的な回収やリサイクルをサポートし、廃棄物そのものの減量や適正な処理が実現されることを目指すということです。
<太陽光モジュールの回収からリサイクルまでの流れ>
◎太陽光パネル購入者のメリット
製品購入者は、廃棄時に自身で処理委託先を探して契約する作業が必要になります。
しかし広域認定制度では、これを販売・製造者に任せることができるため、購入者の負担が大きく軽減されます。
◎企業側のメリット
不要になった製品を販売・製造者が引き取れるということは、競合他社に対する大きな競争優位性・差別化となります。
また、購入者のもとから回収した製品を自社技術でリユース品として再販売できる点や、自社製品が不法投棄などの不適正処理に巻き込まれるリスクを低減できます。
同社は、2005年から始めたリユース事業で蓄積したノウハウを利用し、さらなる太陽光発電設備の導入拡大に向けて、資源循環に取り組んできました。今後もその取り組みを一層加速させ、不要となった太陽電池モジュールのリユースによるライフサイクルの長寿命化、破損・故障した太陽電池モジュールからアルミやガラス等の素材を抽出し、リサイクルするための全国ネットワーク構築等、持続可能な社会の実現に貢献したいとしています。
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