太陽光パネルを廃棄するときに気を付けなければいけないこと④
排出事業者は、太陽光パネルの適正リサイクル処理の際、モジュールに使用される環境負荷が懸念される化学物質の含有情報を把握する必要があるため、「WDSシート(廃棄物情報処理シート)」の提供が必要となります。
WDSシートはパネルメーカーのHPや問い合わせにより入手が可能です。
太陽光パネルの裏側にラベルが貼ってありますので、メーカーと品番を控えておくとWDSシートをスムーズに入手できます。
しかし、メーカー、製品によってはWDSシートの入手が困難な場合や、ラベルの汚れ、剥がれ等によりパネルのメーカーや品番が不明な場合があります。
(国産メーカーについては太陽光パネルの含有物等の情報の公開を行っているケースも増えている一方、外国産メーカなどにおいて情報発信が不足しているケースもあります。)
「WDS は、排出事業者が処理業者に情報提供すべき項目を記載できるツールとして作成し
たもので、形式的な書類手続きではなく、必要な情報が処理業者と共有されることが重要の
ため、記載にあたっては、排出事業者と処理業者双方でよくコミュニケーションを取り、両
者で記載内容を確認の上作成」するものです。※廃棄物情報の提供に関するガイドラインより
WDS を補完する提供情報として、ラベルの写真や、分析表等があります。分析表を提供できる業者もあるため、ご相談ください。
<WDSシート参考>
https://www.env.go.jp/content/900534399.pdf
WDSシートの作成、運用のご相談など、お問合せフォームよりご相談ください。