10月27日、JERAとTOYOTAはリユースEV用バッテリーを活用した大容量スイープ蓄電システムを構築し、電力系統への接続を含めた運転を開始したと発表しました。
同システムは、性能および容量の差が大きい使用済みの車載電池を扱うことが可能となるスイープ機能を搭載し、電池の劣化状態を問わず、かつ異種電池が混合した状態でも容量を使い切ることを可能にしています。※スイープ機能とは、直列に繋いだ各電池の通電と非通電をマイクロ秒で切り替えることで、充放電量を任意に制御するデバイスのこと。
車載用インバーターをリユースすることで、パワーコンディショナー(PCS)を省略し、コストダウンに寄与。また、PCSによる交流から直流に変換する際の電力損失を抑えることでエネルギーの利用効率向上を図っているということです。今後、JERA四日市火力発電所において系統用蓄電池としての充放電運転を行っていく予定です。
<参考>