2024年2月8日、太陽光パネルの排出量増加に備え、リユースを促進するため、福岡県はリユース太陽光パネルによる発電実証を開始したと発表しました。
福岡県では、太陽光パネルの将来的な排出量増加に備え、平成30年度から、(公財)福岡県リサイクル総合研究事業化センターと共同で、パネルのリサイクルを推進するための協議会を設立し、「廃棄太陽光パネルスマート回収システム」の構築などに取り組んできました。
さらに、パネル排出量の更なる低減を図るため、今年度から、発電事業者(PPA事業者)、メンテナンス事業者、収集運搬事業者、リサイクル事業者等と連携して、使用済パネルのうち、まだ発電可能なものを再利用する太陽光パネルリユースモデル事業にも新たに取り組んでいます。
今般、大川市にある家具メーカーの工房にリユース太陽光パネルを設置し、発電した電力をPPAにより建物内で利用する実証を2月9日から開始します。
この実証で、リユースパネルの発電効率の変化を確認するとともに、PPA事業における採算性の評価を行います。
本事業では、発電実証に加え、使用済パネルが再利用可能かどうか低コストに診断する方法や、パネルの効率的な運搬方法についても検討し、太陽光パネルのリユースに係る低コストで信頼性の高い「福岡県モデル」を構築して、県内での太陽光パネルのリユースを促進していきます。
<参考URL>
https://www.pref.fukuoka.lg.jp/press-release/pv-reuse240208.html